最新情報

  • 2024年3月14-16日
    情報処理学会 第86回全国大会で3件口頭発表しました.
  • 2024年3月1日
    大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻に助教として着任しました.

自己紹介

細田侑也

  • 生年月日:1995.1.10
  • 所属:大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 助教
  • 連絡先: hosoda.yuya.es [at] osaka-u.ac.jp

研究分野

  • 音声処理
  • 農業情報
  • 画像処理

学歴

  • 2022年3月:大阪大学大学院基礎工学研究科 博士後期課程修了(博士(工学))
  • 2019年3月:大阪大学大学院基礎工学研究科 修士課程修了(修士(工学))
  • 2017年3月:大阪大学基礎工学部システム科学科 卒業(学士(工学))

職歴

  • 2024年3月〜現在:大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 助教
  • 2022年4月〜2024年2月:豊橋技術科学大学 IT活用教育センター 助教

競争的資金

  • 2024年度:日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究「遠隔医療を想定した構音障害診断システム基盤技術の構築」
  • 2023年度:小野音響学研究助成基金「遠隔医療を想定した通話音声を介する音声言語障がい診断システムの開発」
  • 2023年度:内藤科学技術振興財団 研究助成「大規模植物工場を想定した工場野菜の収穫量予測システムの開発」

所属学会

  • IEEE
  • 電子情報通信学会
  • 日本音響学会

査読経験

  • 日本音響学会
  • IEEE Access
  • IEEE/ACM Transactions on Audio, Speech, and Language Processing
  • IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences

教育活動

  • 2017年4月〜2017年8月:大阪大学基礎工学部 知能システム学実験A(デジタル信号処理) ティーチング・アシスタント
  • 2019年4月〜2019年8月:大阪大学 学問への扉(音と画像のデジタル処理) ティーチング・アシスタント
  • 2019年4月〜2019年8月:大阪大学大学院基礎工学研究科 留学生チューター
  • 2019年10月〜2020年2月:大阪大学基礎工学部 知能システム学実験B(アナログ回路) ティーチング・フェロー
  • 2021年10月〜2022年2月:大阪大学 令和3年度次世代挑戦的研究者育成プロジェクト リサーチ・アシスタント

研究紹介

私は,身の回りのデータを解析してその状態を診断するシステムを開発しています. たとえば,患者の声を識別して症状を早期に診断することや 植物の成長記録から収穫時期を予測することに取り組んでいます. このとき,周波数特性に関する解析や数理モデルによる近似という信号処理を取り入れることで, 何を根拠に診断しているか説明可能なシステムを構築することに取り組んでいます.

遠隔医療のための医療診断支援システムの開発

高齢者の増加や地域の医療の格差を背景に、通信システムを介して患者を診察する遠隔医療が注目されています. とくに音声は,患者の気持ちや症状を知るための大切な手がかりです. そこで私は,ノイズが含まれ歪みが生じやすい通話音声でも頑健に機能する診断システムを開発しています. 現在は,マルチモーダルな特徴量と構音障害の重症度の関係性について解析することや 音声合成で架空の患者音声データセットを生成することについて取り組んでいます.

遠隔栽培のための植物モニタリングシステムの開発

私たちの生活を支える第一次産業では,現地での農作業に多くの時間や労力を割いています. そこで私は,農業従事者の負担を軽減するような遠隔栽培について研究しています. 現在は,植物の成長記録を機械学習で解析して将来的な収穫量や生育不良を予測することや メタバース空間に投影できるような3Dモデルを数枚の生育画像から生成することに取り組んでいます.

研究業績

論文誌(査読あり)

  1. Y. Hosoda, A. Kawamura, Y. Iiguni
    IEEE/ACM Transactions on Audio, Speech, and Language Processing, vol. 31, pp. 2067-2078, 2023.
    (Open Access)
  2. Y. Hosoda, A. Kawamura, Y. Iiguni
    IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences, vol. E105-A, no. 4, pp. 664-672, 2022.
    (Open Access)
  3. Y. Hosoda, A. Kawamura, Y. Iiguni
    Circuits, Systems, and Signal Processing, vol. 41, pp. 2290-2307, 2022.
    (Open Access)
  4. Y. Hosoda, A. Kawamura, Y. Iiguni
    IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences, vol. E103-A, no. 3, pp. 629-630, 2020.
    (Open Access)

国際会議(査読あり)

  1. A. Okumoto, A. Shimabuku, J. Goran, Y. Hosoda, T. Yoneyama, H. Tomitaka, Y. Usami, H. Goto
    in Proceedings of CIGR The XX CIGR World Congress 2022, Kyoto, Japan, Dec. 2022.
  2. Yuki Ito, Y. Hosoda, Hitoshi Goto, Seitaro Toda, Kotaro Takayama
    in Proceedings of CIGR The XX CIGR World Congress 2022, Kyoto, Japan, Dec. 2022.
  3. Y. Hosoda, A. Kawamura, Y. Iiguni
    in Proceedings of the 13th Asia Pacific Signal and Information Processing Association Annual Summit and Conference (APSIPA ASC 2021), Tokyo, Japan, Dec. 2021 (online).
  4. Y. Hosoda, A. Kawamura, Y. Iiguni
    in Proceedings of the 29th European Signal Processing Conference (EUSIPCO 2021), Dublin, Ireland, Aug. 2021 (online).
  5. Y. Hosoda, A. Kawamura, Y. Iiguni
    in Proceedings of 2018 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications (NOLTA 2018), Tarragona, Spain, Nov. 2018.

国内学会(査読なし)

  1. Yang Tingcheng, 細田侑也, 若林 佑幸, 北岡 教英,
    "LSTMに基づいたL2学習者の日本語発音スコアリング,"
    情報処理学会 第86回全国大会, 2024年3月.
  2. BILGUUN GANZURKH, 細田侑也, 大星 仁, 後藤仁志,
    "画像類似度に基づく部品組み立て式3D植物モデルの生成,"
    情報処理学会 第86回全国大会, 2024年3月.
  3. 大星 仁, 細田侑也, BILGUUN GANZURKH, 後藤仁志,
    "幼苗期における工場野菜の生育診断システムの開発 ,"
    情報処理学会 第86回全国大会, 2024年3月.
  4. 細田侑也,
    "パーキンソン病の重症度に対する位相特徴量の分析,"
    日本音響学会秋季研究発表会, 2023年9月.
  5. 多田桃大, 細田侑也, 後藤仁志, 戸田清太郎, 高山弘太郎,
    "機械学習を用いた工場野菜の収穫量予測モデルの開発 ,"
    情報処理学会 第85回全国大会, 2023年3月.
  6. 細田侑也,
    "高調波間の位相差に基づく発話区間検出,"
    日本音響学会秋季研究発表会, 2022年9月.
  7. 細田侑也, 川村新, 飯國洋二,
    "ゼロ位相信号を利用した画像音声変換 ,"
    日本音響学会春季研究発表会, 2017年3月.

博士論文

  1. Y. Hosoda,
    Doctoral Dissertation, Osaka University, Mar. 2022.